金ケ崎の歴史を訪ねて

諏訪小路の武家屋敷

 伊達藩と南部藩の藩境に位置する金ケ崎町は、大町氏の居城跡があり、領地争いの緊張感の中で城を守ってきた歴史がある。あたりを散策すると、質素な暮らしの中に、武士の誇りを捨てず生き抜いてきた鼓動が今でも聞こえてくる。茅葺の武家屋敷や、曲がりくねった垣根が、当時の面影を今に伝えている。そして近くを流れる北上川が、当時と変わらぬ姿で、城跡を守っている。