“その味、全国最高水準。かつてないお米を岩手から。”

新品種「岩手118号」 名称 「金色の風」として来秋デビュー

 今年、岩手県が約10年かけて開発した新品種「銀河のしずく」が誕生し、食味ランクで特Aを得、全国的に好評を博している。このお米は、県中央地域(盛岡、花巻など)を中心に栽培されているが、「銀河のしずく」に次ぐ第2弾として、この度、県南地域に適した品種「岩手118号」を開発。29年産米から本格的に栽培を開始し、32年までに2,000haの作付、10,000tの生産量を目指すと発表。

 その名称・ロゴマークの発表会が、12月8日(木)東銀座の時事通信ホールで、達増岩手県知事を始め、生産者代表として農協五連会長藤尾東泉氏、岩手県人連合会加盟団体の参加の元、盛大に行われた。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」主演女優、のんさんもPRに駆けつけてくれた。参加者全員で試食した。ふわりとした食感と甘みの強さが特徴で、粘り・軟らかさ・甘味の絶妙なハーモニーが楽しめた。まさに国産米の常識を打ち破る(コシヒカリを超える)品種として期待され、発売が待たれる。

 岩手県は「金色の風」と命名。「金色」は平泉町の国宝・中尊寺金色堂や稲穂を、「風」は食卓に新たな風を吹き込むという意気込みを表現。ロゴマークは金色の風が米を包み込む様子を描いている。